《受難への遺憾―私はピクニックをしている子犬だと思う?》
1990年
オリジナル・パフォーマンスからの静止画
Courtesy: Studio Lee Bul

1980年代から1990年代にかけて韓国は軍事独裁政権から民主化への移行期にあり、それはイ・ブルが大学で彫刻を学び、アーティストとしての活動を発展させていった時期と重なっています。彼女の初期作品では、得体の知れない生物のようなソフト・スカルプチャーを着て街をさまようパフォーマンスなど、自身の身体を直接的な素材として使った表現が中心でした。