3作品が生み出された南インド、マイスールの文化に触れる

N・S・ハルシャの住む、南インドのマイスールはどんな場所なのでしょう。N・S・ハルシャの作品は、どのような環境や日々の生活から生み出されているのでしょうか。作品の文化的背景を理解するためのガイドとして、会場には関連資料、写真、地図などが展示されます。

マイスールの文化や日常を体験

マイスールの地方新聞が読めるコーナーから、南インドの伝統的な食事「ミールス」の食品サンプルが並ぶインスタレーションまで、会場では、様々な角度から南インド、マイスールの文化や日常を体感することができます。マイスールでアシュタンガヨガが盛んなことに因み、美術館内でヨガを楽しみながらアートを鑑賞するイベントも開催します。

資料展示室「リソース・ルーム」が登場

「リソース・ルーム」と称した資料展示室では、マイスールを中心にインドの人々の日常生活や風景などを写真や映像で紹介します。作品のアイディア・スケッチ、制作のインスピレーションとなったインドの漫画などの資料、マイスールの伝統絵画も合わせて展示し、N・S・ハルシャの作品の背景にある文化的・思想的な文脈を探ります。

《レフトオーバーズ(残り物)》(部分)
2008年
展示風景:「レフトオーバーズ」銀座メゾンエルメス フォーラム、東京、2008年
© Nacása & Partners Inc.
Courtesy: Fondation d'entreprise Hermès

マイスール郊外、お祭りの日の風景