ナイル・ケティング
《マグニチュード》
2016年
ミクスト・メディア
サイズ可変
Courtesy: YAMAMOTO GENDAI, Tokyo

ナイル・ケティング / Nile Koetting

Artist's Voice

の出展作品《Magnitude》(2016)では、私の近年の作品の興味である、「センシング」、「無機物」というキーワードから発展し、このような要素が「エコロジー」という新たな関係の上で展開していくことを考えています。作品の構想は2年前からあったものであり、テクノロジー関係の書籍を読んでいたところ、電球の発明の歴史というトピックの記述に深く興味が出ました。そこでは、1900年代初期にお互いを知らない発明家達が同じような電球のモデルを発明していった話が記述されていました。私には、これが神話との関係を思い浮かばせました。

《Magnitude》ではこれらのリサーチをもとに、インスタレーションを通して、歴史性、フィクション、リアリティが交わりエコロジーを生み出します。メディア等で頻繁に多用される「環境」、「エネルギー」という言葉は何をさしているのか、私はこのようなものを一時的なことではなく、長いスパンの上でどのように展開しているのかを考えてみたいと思います。それは、天体のストーリーから、神話、身体、鉱物など様々なファクターを横断し、身体を取り巻く新しい環境のあり方を作り上げてくれると思います。


Artist's Topic

ベルリンでのナイル・ケティングによる新作パフォーマンスより
ベルリンの劇場HAU2での3HD Festivalのプログラム
Photo: Catalina Fernandez / Eva Pedroza


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