展覧会

MAMコレクション005:リサイクル&ビルド

2017.7.5(水)~ 10.23(月)

出展作家

岩崎貴宏(1975年広島県生まれ、在住)
宇治野宗輝(1964年東京生まれ、在住)
宮本隆司(1947年東京生まれ、在住)

戦後日本は、老朽化した建築や施設を壊し、最新技術を用いたものに置き換える、「スクラップ・アンド・ビルド」という方法で、発展を遂げてきました。10年単位という短いサイクルで都市を変化させるこの手法の裏には、技術信仰、経済優先、効率主義という「近代」的な思想がありますが、今日、その有効性は再検証されています。過去20年、建築のリノベーションが再注目されていることは、そのひとつの現われといえるでしょう。

本展は、今年のヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表作家として参加する岩崎貴宏、今年8月開催の「ヨコハマトリエンナーレ2017」に参加の宇治野宗輝、2012年紫綬褒章を受章した宮本隆司という、近年注目を集める日本人作家3人の作品を通じて、都市とリサイクルの関係に焦点をあてます。

ベニア板と中古家電製品の組み合わせにより、架空の都市が表現された宇治野のサウンド・スカルプチュア《ヴァーティカル・プライウッド・シティ》(2011年)、タオルや衣服の糸によるミニチュアの建築物が構築された岩崎の立体作品《Out of Disorder》(2007年)、拾い集めたダンボールで作られたホームレスの家を主題とした宮本の連作写真「ダンボールの家」(1994‐96年)。些細な日用品をリサイクルすることで作られたこれらの構造物は、カッコよさや時流、合理性からは外れたものかもしれませんが、独創性に溢れ、私たちが忘れてしまいがちなものを思い出させてくれることでしょう。

チケット・開催時間
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作品

宇治野宗輝
《ヴァーティカル・プライウッド・シティ》
2011年
木、家電製品、ミクストメディア
サイズ可変
展示風景:宇治野宗輝「TRANSCRIBED」山本現代、2011年
撮影:木奥惠三
岩崎貴宏
《Out of Disorder》
2007年
バスタオル
サイズ可変
撮影:木奥惠三
宮本隆司
《ダンボールの家―東京 1994》
1994年
ゼラチン・シルバー・プリント
51×61 cm
宮本隆司
《ダンボールの家―東京 1996》
1996年
ゼラチン・シルバー・プリント
51×61 cm

MAMコレクション005:リサイクル&ビルド


写真撮影に関する注意事項

「MAMコレクション005:リサイクル&ビルド」では、岩崎貴宏、宇治野宗輝の作品のみ、下記の条件の範囲内で写真撮影が可能です。宮本隆司の作品は写真撮影ができませんのでご注意ください。

<写真撮影に際して>

  • 作品に触れないでください。
  • 他の鑑賞者の鑑賞を妨げるような撮影はご遠慮ください。
  • フラッシュの使用はご遠慮ください。
  • 三脚や自撮り棒の使用はご遠慮ください。
  • 動画撮影は禁止です。

<撮影された写真の利用に関して>

撮影された作品写真は、非営利目的でのみ利用できます。営利目的には利用できませんのでご注意ください。
撮影された作品写真に変更を加えることはできません。
上記作品写真の使用条件はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で許諾されています。
撮影した作品写真をブログや写真共有サービスなどに利用する場合は、下記のとおり表示してください。

<表記例>

作家名/作品名:岩崎貴宏《Out of Disorder》
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本」ライセンスでライセンスされています。

※ クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの詳細や表示については、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのウェブサイトをご参照ください。
※ 撮影された作品写真に来館者が写っている場合、その写真の公表にあたって写り込んだ方の肖像権に触れる場合がありますので、ご注意ください。


「MAMコレクション」とは?

日本を含むアジアの現代美術に焦点をあてた森美術館のコレクションは、現在、400点近くを数えます。「MAMコレクション」は、このコレクションを順次、多様なテーマに沿って紹介するシリーズです。ダイナミックな眺望とリビングルームのような空間で現代アートを楽しむ、美術館のモットー、「アート&ライフ」を体現したプログラムです。

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