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「建築の日本展」プロジェクト紹介#1《木組インフィニティ》

2018.6.18(月)

北川原 温《木組インフィニティ》
2015 / 2018年

《ミラノ国際博覧会2015日本館》のために制作された《木組インフィニティ》と称する木組。欧州の伝統的な木組みは間を壁で埋める平面的な見せ方が多い一方で、日本の伝統的な木組みは柱を主体とした深い軒によって奥行きのある立体的な見せ方をします。本プロジェクトは、単純な相欠き(あいがき)加工をしたわずか4種類の基本部材で組み上げられ、構造を支えるための金物は一切使用せず、木材特有の粘り強さを最大限に活かした造りをしています。
 傾けて連続させることで見る角度により表情が変化し、格子の大きさや奥行き、角材サイズを変えることで、より多様な見え方に展開させることも可能です。
 なお、今回の展示では、紀州檜を用いています。

北川原 温《木組インフィニティ》
展示風景:「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」森美術館、2018年 撮影:来田 猛
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