2010年6月18日(金)

作家の素顔に迫る!「六本木クロッシング2010展」インタビューこぼれ話(1)

映像とともに出展作家のエピソードをお届けする2回シリーズの第一弾。相川勝さん、雨宮庸介さん、青山悟さん、Chim↑Pomのみなさんの素顔とは?
本展では、出展作家に、作品に関するメッセージと「芸術は可能か?」という問いについてのコメントをいただきました。取材は、多忙な作家達が一同に会する内覧会当日に敢行。「この日を逃すと後はない!」と、総勢15組の作家に突撃インタビューしました。映像は、展覧会場のほかに森美術館公式ウェブサイトでもご覧いただけますが、ブログでは2回に分けて取材時に垣間見た作家さんの素顔やエピソードを、映像とともにご紹介します。

相川 勝
内覧会でのアーティスト紹介の後、会場の後ろの方でそのまま様子を見学されていた相川さん。まさにインタビューのチャンス到来!とばかりに「お忙しいところ、すいませんが・・・」と声をかけたところ、「いいですよ」と快いお返事。「では、このまま取材会場に移動いただけますか?」「えっ、今?!」「はい!」と半ば強引に誘導し、あまり考える時間もないままカメラの前にお座りいただくことに。「こういうの、実は苦手なんですよね・・・」と緊張されながらの回答は―。続きは映像でどうぞ。

雨宮 庸介
作家には事前に取材の概要をお伝えしてありましたが、雨宮さんはしっかりと回答を用意してきてくださった方のお一人。カメラが回ると同時にスラスラと答えてくれました。「芸術は可能か?」についての回答には、「その問いが優れているのは『問い』だから。」とのお答え。取材陣一同も「なるほど」と深くうなずき、とても考えさせられました。また、本展での雨宮さんの出展作品には、あるサプライズがあります。でもこれは会場に来てからのお楽しみ。

青山 悟
今回のインタビューは限られた時間の中、総勢15組を10分刻みで取材するという、非常にタイトなスケジュール。当日まで設営作業をする作家も多い中、インタビューのトップバッターだった青山さんは、朝早い時間だったにも関わらず、約束時間の10分前には取材会場に到着。「ただでさえ疲労困憊の作家達は、果たして時間通り来てくれるのか?」という取材陣の心配は一気に解消。丁寧にお答えいただき、まじめな人柄がうかがえました。

Chim↑Pom
取材には卯城さん、水野さんの2名でお越しいただきました。エリイさんは張り切って事前に回答を準備してくれていたものの、残念ながらインタビューには立ち会えず。「エリイちゃんが途中から電話参加するっていうのもありですか?」と、思っても見なかった卯城さんの提案に、「それは面白いですね!」と取材陣も乗り気。「じゃあ、画面の横に、小さくエリイさんの写真を載せましょうか」なんていうアイディアも飛び出し、とてもChim↑Pomらしいインタビューとなりました。

その他の作家達のインタビューは、こちらにアップしています。

次回は加藤翼さん、小金沢健人さん、contact Gonzoのみなさんの取材裏話をご紹介します。お楽しみに!

<関連リンク>
森美術館flickr(フリッカー)
設営中に来館した作家の皆さんの様子はこちらからご覧いただけます

・「青山悟×MAMCメンバー」限定フリートーク
前編:労働とは何か。アート制作という労働を通して考える
後編:スピーディな機械を使って、敢えてスローダウン

「六本木クロッシング2010展:芸術は可能か?」
会期:2010年3月20日(土)~7月4日(日)

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