「マルセル・デュシャンのような存在は、永遠に現れない」とトーマス・ヒルシュホーン。本展に出展しているアーティストに、4つの質問を通してマルセル・デュシャンやコレクターに受けた影響を聞く連載、第3回目です。印象的な《Spinoza-Car》を出展しているヒルシュホーンの回答は・・・?


 Photo: Jennifer Westjohn
■Profile
 1957年スイスのベルン生まれ。パリで活動中。近年の主な展覧会に、2002年「ドクメンタ11」(カッセル、ドイツ)、2005年「ユートピア・ユートピア=1つの世界、1つの戦争、1つの軍隊、1つのドレス」ボストン現代美術館(ICA)(個展、マサチューセッツ州、米国)、2008年「目」セセッシオン(個展、ウィーン)などがある。また、現在開催中の第54回ベネツィア・ビエンナーレではスイス館の作家として作品を展示中。

 A.輝き続ける星のような存在です。

 A.私の制作を助けてくれました。

 A.彼らの存在もまた私を助けてくれました。

 A.マルセル・デュシャンのような作家は永遠に現れないでしょう。
 
■「フレンチ・ウィンドウ展」に出展した主な作品

 《Spinoza-Car》
 2009
 Collection of the Artist
 Courtesy: ARNDT, Berlin
 Photo: Watanabe Osamu
 Photo Courtesy: Mori Art Museum
 ©ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2011
<関連リンク>
・フレンチ・ウィンドウ展 アーティストに聞きました。「あなたにとって、マルセル・デュシャンとは?」
File01. マチュー・メルシエ
File02. ピエール・アルドゥヴァン
File03. トーマス・ヒルシュホーン
File04. カミーユ・アンロ
File05. クロード・クロスキー
File06. ヴァレリー・ベラン
File07. フィリップ・マヨー
・「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
・森美術館flickr(フリッカー)
 展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」
 展示風景「フレンチ・ウィンドウ展:デュシャン賞にみるフランス現代美術の最前線」(2)











