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現代中国で最も刺激的なクリエイターの挑戦

アイ・ウェイウェイ[艾未未]は、現代中国を代表するクリエイターのひとりです。美術、建築、デザイン、出版、展覧会企画など多岐にわたる分野で活躍していますが、とくに2007年の「ドクメンタ12」(カッセル、ドイツ)、2008年の北京オリンピックスタジアム設計に際するヘルツォーク&ド・ムーロンとのコラボレーションによって国際的な評価を高めました。
「アイ・ウェイウェイ展—何に因って?」は、本展のための新作6点を含め、1990年代以降の主要作品26点を紹介する過去最大級の個展となります。立体、写真、ビデオ、インスタレーションなど多岐にわたる表現を「基礎的な形体とボリューム」、「構造とクラフトマンシップ」、「伝統の革新と継承」という観点から見つめつつ、1999年以降の建築プロジェクトや出版物、ニューヨーク時代の写真なども併せて紹介します。アイの作品を横断的に読み解くことで、表現のジャンルとしては中間的で曖昧な領域から、文化的、歴史的、社会的な因果関係、「何が何に因って在るのか」、そして「自分はどこから来て、どこへ行くのか」という人間の根源的な問いが浮き彫りになってきます。
急速な経済発展、社会的変革の渦中にある中国に身を置きながら、独自の視点で現代を過去と繋ぎ、個人を世界と繋ぐアイ・ウェイウェイ。現代中国で最も刺激的なクリエイターが世界を見つめる眼差しを、展覧会を通して共有いただけることと思います。


MAM SCREEN

MAM SCREENは森美術館で開催中の展覧会に関連するアート映像を上映します。メトロハットの屋外500インチスクリーンやウェストウォークのPDPモニ ターなど六本木ヒルズ各所で、毎日9:30〜23:30、1時間ごとに上映。

2009年8月から10月まで、「アイ・ウェイウェイ展−何に因って?」にちなみ、彼の建築関係の作品をスライドショーでご紹介します。

8月
《北京2008 オリンピック・スタジアム》
2005-08

9月
《暫定的な風景》
2002-08

10月
《アイ・ウェイウェイ建築作品》
1999-2009


《童話−1001の宿舎》
2007
© FAKE Studio

アイ・ウェイウェイ
© FAKE Studio

《北京2008オリンピック》
2005-2008年
デジタル写真を加工した壁紙
© FAKE Studio

《童話―椅子》
2007年
清時代の椅子(1644-1911)
© FAKE Studio

《着彩された壺》
1997年
唐時代の壺(618-907)、塗料
h.24 x ø18cm
© FAKE Studio

《シャンデリア》
2002年
クリスタルガラス、電球、金属、足場
h.530 x ø400cm
© FAKE Studio
参考イメージ:インスタレーション 第1回広州トリエンナーレ 広州、中国 2002年


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