イリヤ&エミリア・カバコフ English
イリヤは、1933年旧ソ連のドニエプロペトロフスク市生まれ。1980年代末に西側に移るまで絵本の挿絵作家として第一線で活躍、並行して非公式の活動を続ける。70年代に西側で注目され、88年以降はニューヨークを拠点に旧ソ連の日常を記憶の空間として再現した「トータル・インスタレーション」で国際的に活躍。
89年以降エミリア(1945年生)と共同で制作を行い、近年は連名で現代社会や美術システムへの言及や人間の想像力を引き出すための大規模プロジェクトを次々と実現。日本での大規模な個展に「シャルル・ローゼンタールの人生と創造」(水戸芸術館、1999)がある。