目を奪う、心揺さぶる、アートに出会う

光、色、音、言語、概念、コミュニケーション。視覚だけでなく、聴覚や触覚など、人間のさまざまな感覚をあらゆる方向から刺激する作品と出会い、現代アートの醍醐味を体感してみませんか。本展は、優れた現代美術の所蔵で名高いティッセン・ボルネミッサ現代美術財団と森美術館が協働して、ダイナミックなインスタレーションを中心とした国際的に活躍するアーティストの作品で構成されます。
本展出品のアーティストたちは、人間の感覚や認知のシステムに関して独創的な視点をもっています。彼らが提示する世界に対面する時、私たちが慣らされた感覚は試され、普遍的だと信じてきた「常識」は覆されます。「現実(リアリティー)」とは何か。私たちが生きている世界とはどこか。人間の存在と認識に関するこの根源的な問いに対して、あらゆる可能性を探ります。万華鏡が多様で魅惑的な視覚を映し出すように、決して一つではない視点があることに気づくとき、世界の見え方が変わってくることでしょう。

[ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団について]

2002年にフランチェスカ・フォン・ハプスブルクによって創設されたティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクション(ウィーン・オーストリア)は、今日の美術を支援することを目的とし、斬新で創造性豊かな現代美術作品を積極的にコミッションし、収集。現在450 点以上にのぼる同財団のコレクションの内容は、絵画、写真、インスタレーション、ビデオなど多岐にわたり、リサーチに基づいたプロジェクトやサイトスペシフィックな作品、パフォーマンス等様々な形式の制作を支援するなど、多様化する現代美術の動きに密着した活動を行っています。
www.tba21.org(英語のみ)

出品アーティスト一覧

ジョン・M・アームレーダー サラ・ルーカス
ジャネット・カーディフ サラ・モリス
オラファー・エリアソン カールステン・ニコライ
トレイシー・エミン ポール・ファイファー
ハリス・エパミノンダ マシュー・リッチー
ケリス・ウィン・エヴァンス ハンス・シャブス
グオ・フェンイー リテュ・サリン/テンジン・ソナム
フロリアン・ヘッカー スゥ・ドーホー
カールステン・フラー ペーター・チェルカスキー
イェッペ・ハイン クラウス・ウェーバー
ジム・ランビー ハイモ・ツォーバニック
ロス・カルピンテロス  

来日アーティストインタビュー

「万華鏡の視覚」展のオープニングに来日した作家インタビューによる作品解説とメッセージをお送りします。
詳細は音声/動画コンテンツページへ


MAM SCREEN

MAM SCREENは森美術館で開催中の展覧会に関連するアート映像を上映します。メトロハットの屋外500インチスクリーンやウェストウォークのPDPモニターなど六本木ヒルズ各所で、毎日9:30〜23:30、1時間ごとに上映。

2009年5月から2009年6月まで、「万華鏡の視覚」展にちなみ、参加アーティストの映像作品を上映します。

5月
リテュ・サリン/テンジン・ソナム
《人間の存在に関する問答》(抜粋・第1部)
2007年

6月
リテュ・サリン/テンジン・ソナム
《人間の存在に関する問答》(抜粋・第2部)
2007年


Photo: Courtesy of the artists/T-B A21


カールステン・フラー
《Y》
2003年
960個の電球、アルミニウム、木、鏡
Installation view: Thyssen-Bornemisza Art Contemporary. Collection as Aleph, Kunsthaus Graz, 2008
Photo: Jen Fong Photography / T-B A21, 2008

ロス・カルピンテロス
《凍結した惨事の習作》
2005年
コンクリートブロック、コンクリート、テグス
Courtesy: Sean Kelly Gallery, New York

オラファー・エリアソン
《投影される君の歓迎》
2003年
赤と青のガラス、ワイヤーロープ、モーター、スポットライト、三脚
Installation view: Futuresystems: Rare Momente, Lentos Kunstmuseum, Linz, 2007
Photo: machekS / Lentos Kunstmuseum, Linz, 2007


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