展覧会

MAMリサーチ006:クロニクル京都1990s
―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る

2018.10.6(土)~ 2019.1.20(日)

1990年代の京都、特に左京区では、アート、アクティビズム、クラブカルチャーなどが共存し、多様な表現活動が自由に行なわれていました。ダムタイプなど京都市立芸術大学出身者のまわりに、現代美術、ドラァグクィーン・パーティー「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」、HIV/エイズの啓発を行うAPP(エイズ・ポスター・プロジェクト)、セクシュアリティを問い直す活動、様々な活動の拠点としてのアートスケープなど、多くのコミュニティがゆるやかに形成されていました。「そして私は誰かと踊る/And I Dance with Somebody」は「AIDS」の頭文字を使ったキャッチフレーズで、「第10回国際エイズ会議」のためにAPPによって考案されたものです。
文化、宗教、言語、ジェンダーの多様性や人権についての議論が高まりを見せている今日、四半世紀前の京都の、凝縮された磁場への再訪となる本展は、現代社会の閉塞感を突破するヒントとなるでしょう。

「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」
メトロ(京都)
1990年代初頭
「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」
メトロ(京都)
1990年代初頭
「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」
メトロ(京都)
1990年代初頭
「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」
メトロ(京都)
1990年代初頭
「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」
メトロ(京都)
1990年代初頭
「第10回国際エイズ会議」
パシフィコ横浜
1994年8月
「ダイアモンズ・アー・フォーエバー」
メトロ(京都)
1990年代初頭
「第10回国際エイズ会議」
パシフィコ横浜
1994年8月
基本情報
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MAMリサーチ006:クロニクル京都1990s―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る


写真撮影に関する注意事項

森美術館「MAMリサーチ006:クロニクル京都1990s―ダイアモンズ・アー・フォーエバー、アートスケープ、そして私は誰かと踊る」では、写真および動画の撮影はできません。


「MAMリサーチ」とは?

森美術館のプログラムは、日本とアジアの現代美術が中心ですが、ひとことで「アジア」といってもその領域は広大で、全体像を把握するのは容易ではありません。「MAMリサーチ」はアジア各地におけるアーティスト、キュレーター、芸術運動、インスティテューションなどに注目しながら、社会的にも政治、経済的にも複層的な背景から生まれてきたアジアの現代アートについて考察し、その歴史的文脈を明らかにしていこうとする試みです。各地のアーカイブ、研究機関、研究者との協働企画を前提とし、展示は作品に限定せず、映像、写真、文書、史料などを紹介します。

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