展覧会

MAMプロジェクト031:地主麻衣子

2023.10.18(水)~ 2024.3.31(日)

「MAMプロジェクト031」で地主麻衣子は、過去に耳にした不思議な音を手がかりに、私たちの生活をとりまく様々な現象やテクノロジーと、それを捉える私たちの感覚の間に存在する、豊かな詩的空間を、美術館の展示室の中に立ち上がらせようとしています。

展示を構成するのは、祖父の法事に参加した際に聞いた音についての詩が現れる大型プロジェクション、回転するモニター、石の転がる音の聞こえる工業用ダクトといった要素です。それらは曖昧で捉えどころのないもののように思えますが、どれもが私たちを取り巻く過去や未来を含めた複層的な時間や、テクノロジーと人間の身体、記憶との関係など、今日的なテーマを極めて個人的な方法論で作品化することを試みるものです。


地主麻衣子 《空耳》のためのドローイング
地主麻衣子
《空耳》のためのドローイング
2023年
Courtesy: HAGIWARA PROJECTS(東京)
地主麻衣子《ブレイン・シンフォニー》
地主麻衣子
《ブレイン・シンフォニー》
2020年
ビデオ
8分
Courtesy: HAGIWARA PROJECTS(東京)
※参考図版
地主麻衣子《3つの媒介》
地主麻衣子
《3つの媒介》
2020年
デジタルプリント
サイズ可変
Courtesy: HAGIWARA PROJECTS(東京)
※参考図版
地主麻衣子《Lip Wrap / Air Hug / Energy Exchange》
地主麻衣子
《Lip Wrap / Air Hug / Energy Exchange》
2020年
ビデオ
2分
Courtesy: HAGIWARA PROJECTS(東京)
※参考図版
地主麻衣子《新しい愛の体験》
地主麻衣子
《新しい愛の体験》
2016年
ビデオ
42分
Courtesy: HAGIWARA PROJECTS(東京)
※参考図版

地主 麻衣子

1984年神奈川県生まれ。多摩美術大学大学院絵画専攻修了。2019年〜2020年にヤン・ファン・エイク・アカデミー(オランダ、マーストリヒト)のレジデンスプログラムに参加。主な個展に、「親密さと距離」Centre A(バンクーバー、2023年)、「ブレイン・シンフォニー」ホスピテイル・プロジェクト(鳥取)/アートセンター・オンゴーイング(東京、2020年)、「欲望の音」HAGIWARA PROJECTS(東京、2018年)。主なグループ展に「新・今日の作家展2020 再生の空間」横浜市民ギャラリー(2020年)、「表現の生態系 世界との関係をつくりかえる」アーツ前橋(2019年)、「第11回 恵比寿映像祭」東京都写真美術館(2019年)など。

基本情報
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MAMプロジェクト031:地主麻衣子


撮影に関する注意事項

「MAMプロジェクト031:地主麻衣子」では、作品の写真・動画撮影が可能です。撮影の際は以下の注意事項を必ずご確認ください。

撮影に際して

  • 作品に触れないでください。
  • 他の鑑賞者の鑑賞を妨げるような撮影はご遠慮ください。
  • フラッシュの使用はご遠慮ください。
  • 三脚や自撮り棒の使用はご遠慮ください。
  • 動画撮影は1分以内に限ります。

撮影された写真/動画の利用に関して

  • 撮影された作品写真/動画は、非営利目的でのみ利用できます。営利目的には利用できませんのでご注意ください。
  • 撮影された写真/動画に変更を加えることはできません。
  • 上記作品写真/動画の使用条件はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で許諾されています。
    撮影した写真/動画をブログや写真共有サービスなどに利用する場合は、以下のとおり表示してください。

表記例

作家名・作品名:地主麻衣子《空耳》
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

※ クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの詳細や表示については、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのウェブサイトをご参照ください。
※撮影された作品写真/動画に来館者が写っている場合、その写真の公表にあたって写り込んだ方の肖像権に触れる場合がありますので、ご注意ください。


「MAMプロジェクト」とは?

「MAMプロジェクト」は、森美術館が世界各地のアーティストと実験的なプロジェクトを行うシリーズです。本展のための新作、パフォーマンスやワークショップなど、展覧会という形式に限定されない多様な現代アートのかたちを紹介します。

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