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まちと美術館のプログラム「アートが街を表現する―循環するコモンズたちの都市―」第1弾「THE FURNITURE」がワークショップや作品展示を実施します!

2018.8.17(金)

2018年1月から始動しているまちと美術館のプログラム「アートが街を表現する―循環するコモンズたちの都市―」。関係者を中心にリサーチを実施してきましたが、その活動をもとにワークショップ、トーク、作品展示を行います。

プログラムのテーマは「THE FURNITURE」。虎ノ門・西新橋エリアで生産が盛んだった「芝家具」をテーマに、街とアートの新たなかかわり方を提示します。アーティストとのワークショップやトーク、まち歩きなどをとおして、虎ノ門・西新橋エリアをもっと知ってみませんか?

公開プログラムのスケジュール

■作品展示
開催日:
2018年8月30日(木)、8月31日(金)、9月1日(土)、9月6日(木)、9月7日(金)、9月8日(土)
開催時間:
木・金曜日 12:00~20:00、土曜日 12:00~18:00
会場:※マップはこちら
樋口ビル(作品展示:碓井ゆい)〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目19-1
カザマビル(作品展示:白木麻子)〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目19-5
八雲ビル(記録展示:中村裕太、リサーチ・アーカイブ展示:川勝真一)〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目17-1
ササキビル(作品展示:ホンマタカシ)〒105-0003 東京都港区西新橋1丁目18-10
本プロジェクトのために撮影した西新橋の風景
ホンマタカシ「本プロジェクトのために撮影した西新橋の風景」
■アーティストトーク「想像スル洋家具店ニテ。」
日時:2018年8月31日(金)14:00~15:00
出演:白木麻子(アーティスト)、青木雅文(元木工挽物師)
■ワークショップ「街のキルトを仕上げる」
日時:2018年8月31日(金)16:00~17:00
出演:碓井ゆい(アーティスト)
■ワークショップ「西新橋地域をカメラオブスクラをとおして見つめる」
日時:2018年9月3日(月)12:30~14:30(受付開始 12:00)
出演:ホンマタカシ(写真家)
■ラーニング・キャンプ005
「アートと街のかかわり方を考える:虎ノ門・西新橋エリアの事例から」

日時:2018年9月8日(土)14:00~16:00(受付開始 13:30)
出演:碓井ゆい(アーティスト)、白木麻子(アーティスト)、中村裕太(アーティスト)、川勝真一(建築リサーチャー、RAD)(予定)
プログラムの詳細・お申し込み、期間中に行うツアーについてはこちら

まちと美術館のプログラム「アートが街を表現する―循環するコモンズたちの都市―」「THE FURNITURE」プロジェクトとは

都市は様々な属性、職業、趣向を持つ人々が混ざり合いながらコモン(共同的なもの)を享受し、またコモンを生み出す場だと考えることができます。街の経験を構成しているコモンズとして、普段はあまり意識することがないであろう空気や匂い、音、植物や生物、そして建物を構成する素材やイメージまでも含めることで、人と環境、そして非人間的な存在が媒介する街の姿を浮き彫りにできるのではないでしょうか。
明治から昭和にかけ虎ノ門・西新橋エリアで洋家具の生産が盛んだったころの時代に着目し、世代交代によって薄れつつある街の記憶を起点にコモンズを浮かび上がらせます。

当時の家具は複数の職人による分業制で生産されており、そのことが地域内に独自のコミュニティを形成していました。本プロジェクトでは、アーティストとリサーチャーとの個人制作と共同制作を組み合わせ、変わりゆく現在の街に新しい循環、コミュニティの可能性を示します。加えて個人制作と集団制作の両面を併せ持つ家具は、個人に還元される現在のアートのあり方を問い直し、街とアートのこれまでにない関わりを模索します。

概要
参加アーティスト:碓井ゆい、白木麻子、中村裕太、ホンマタカシ
開催期間:2018年1月末~10月末
主催:森美術館、森ビル株式会社
企画協力:川勝真一(建築リサーチャー、RAD)
プロジェクト全体スケジュール
フェーズ1:リサーチ2018年2月~6月まで企画協力者の川勝真一氏と虎ノ門・西新橋地域の方たちへのインタビューを行い、同地域のリサーチを実施しました。
リサーチ中間報告会
開催日:2018年6月8日(金)
出演:川勝真一、碓井ゆい
会場:TREX TORANOMON CAFE
中間報告会の様子 撮影:古川裕也
フェーズ2:ワークショップ、トーク、作品展示
フェーズ3&4:9月中旬~10月末開催予定(最終報告会を含む)

■参加アーティスト プロフィール

碓井ゆい(アーティスト)
2006年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。日常の身近にある素材を使い、歴史や文化や社会制度に対する批評性をテーマにインスタレーション作品を発表する。主な展覧会に、「XYZcollective At Brennan & Griffin - Man & Play」(Brennan & Griffin、ニューヨーク、2015年)、「ASSEMBRIDGE NAGOYA 2016」(名古屋港)、「碓井ゆい展」(横浜市民ギャラリーあざみ野 show case gallery、2017年)、「shadow work」(小山市立車屋美術館、栃木、2016年)、「VOCA展2018」(上野の森美術館、東京、2018年)などがある。現在、埼玉を拠点に活動。
白木麻子(アーティスト)
2008年東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了。博士(美術専攻)。椅子や机など家具の断片のように見える構造体をつくりだしながら、その物が持つ実態の記憶を巡らせるインスタレーション作品を展開する。2013年クンストラーハウス・ベタニエンのインターナショナル・スタジオプログラムに参加、ワイマール・バウハウス大学客員研究員(2013-2014年)。ポーラ美術振興財団在外研修員(2013-2014年)、文化庁新進芸術家海外研修制度研修員(2015-2016年)。主な展覧会に、「On the Floor, Behind the Window」(クンストラーハウス・ベタニエン、ベルリン、2014年)、「4th Moscow International Biennale for Young Art - A Time for Dreams」(モスクワ美術館、2014年) 、「The Other Face of the Moon」(Asia Culture Center、光州・韓国、2017年)など多数。現在、ベルリンと東京を拠点に活動。
中村裕太(アーティスト)
2011 年京都精華大学芸術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。〈民俗と建築にまつわる工芸〉という視点から陶磁器、タイルなどの学術研究と作品制作を行なう。主な展覧会に「六本木クロッシング2013:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館、2013 年)、「第8 回アジア・パシフィック・トリエンナーレ」(クイーンズランド・アートギャラリー、2015 年)、「第20 回シドニー・ビエンナーレ」(キャレッジワークス、2016 年)、「あいちトリエンナーレ2016」(愛知県美術館、2016 年)、「東アジア文化都市2017 京都」(京都芸術センター、2017 年)など多数。京都を拠点に活動。
ホンマタカシ(写真家)
2011年から2012年にかけて、個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内三ヵ所(金沢21世紀美術館、東京オペラシティアートギャラリー、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)にて開催。著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』(平凡社、2009年)、近年の作品集に『THE NARCISSISTIC CITY』(MACK、2016年)がある。また6月末に『ホンマタカシの換骨奪胎―やってみてわかった!最新映像リテラシー入門―』(新潮社、2018年)を刊行。現在、葛飾北斎「冨獄 三十六景」を出発点に、ピンホールカメラで36点の富士図を撮影するシリーズを制作中。
■共同企画者 プロフィール
川勝真一
1983年兵庫県生まれ。建築を専門領域とし、京都を拠点に全国でまちづくり、都市リサーチ、アーティストとの共同プロジェクトを行なっている。特に、そこで暮らす人々の手によってつくられる空間に強い関心を持ち、そうした空間がどのように成り立っているか、また都市の中で人々が空間により関わっていくにはどうすれば良いかに着目し活動してきた。

「まちと美術館のプログラム」とは

「文化都心」六本木ヒルズの象徴である森美術館は、展覧会のみならず多彩なラーニング・プログラムを通して、開館以来様々な学びの機会を提供してきました。「まちと美術館のプログラム」は、現代美術を通した学びの場を、美術館内に限定することなく、街や地域などのコミュニティに活動範囲を広げることを目的とした、森美術館、六本木ヒルズならではのラーニング・プログラムです。2016年にスタートして以来、現代アートを通して、音楽、食などライフスタイルの身近なテーマとつなげるプログラムを街の中で展開しています。

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