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協働企画者(アーティスト)募集︕ ラーニングONLINEの新企画「Meet the Artists」

2020.6.24(水)

森美術館は開館以来、未就学児から小中学生を対象にした展覧会鑑賞を目的とした学校プログラムやアーティストと協働したワークショップなどをさまざまな世代の方を対象に継続して実施してきました。
森美術館ラーニングでは、5月に開設したオンライン・プログラム「MAMデジタル」のなかで、「ラーニングONLINE」をスタートしました。外出自粛がつづき、自宅でのオンライン学習を続けている皆さんもまだ多くいらっしゃるでしょう。「ラーニングONLINE」では、自宅ですごす時間や学校の授業の一環として、気軽に現代アートと触れ合う場を提供していきます。

ラーニングONLINE協働企画者 (アーティスト)募集!
「Meet the Artists~未知と出会うためのプラクティス」

新しいプログラム・シリーズ「Meet the Artists」では、毎回、アーティストやキュレーターとオンラインで出会い、自分たちの言葉で直接語り合うことができます。美術館空間でのアート作品とのリアルな体験と並行し、オンラインで出会えるアート体験を充実させていきます。現実の空間で充分に体感できない分、一緒に想像力で世界を広げていきましょう。

「Meet the Artists」の第1弾として、アーティストの山本高之さんと子ども(6~14歳)を対象にしたオンライン・プログラムを2020年8月から開始します。

イメージ写真
プログラム⾵景:こどもワークショップ「チルドレン・プライド4.28 in 六本木ヒルズ」(「イ・ブル展:私からあなたへ、私たちだけに」森美術館、2012年)

元小学校教員の経験も持つ山本さんは、子どもの会話や遊びにある潜在的な創造力をとおして、社会制度や慣習を再認識させ、個人と社会の関係性を見る者に促す作品を制作しています。そのワークショップは、普段とは異なる角度から世界を眺め、日常の豊かさを発見する力を身につけるという「アートに直接出会う体験」として位置付けられています。本プログラムにおいては、「オンライン・ワークショップ」という形式で様々な「アートとの出会い」の実験を試みます。

本プログラムの実施にあたり、より多角的な視点を盛り込み、企画を充実させるため、プログラムの協働企画者 (アーティスト)を募集します。美術家だけでなく、ダンサー、脚本家、詩人などジャンルは問いません。本企画の趣旨に賛同し、アーティストと参加者が相互に学び合う場を作ることに興味を持っている方をお待ちしています。プログラムの企画および実施にあたっては、山本さんと森美術館ラーニング・チームと一緒に活動していただきます。


募集要項

対象
年齢問わずどなたでも
募集人数
3~4名
活動期間、謝礼、活動のための費用
2020年8月以降、企画内容、実施回数など相談の上決定します。
活動場所
オンラインでの活動 ※状況にあわせて森美術館展示室内での活動も検討します。
応募方法
以下の必要事項を までお送りください。
これまでの活動の様子、作品などの写真、画像、資料等もあわせてお送りください。

・氏名(必須)
・年齢(必須)
・住所(必須)
・電話(必須)
・メールアドレス(必須)
・所属 ※会社や学校などに所属されている方はご記入ください。(必須)
・応募動機(必須)
・これまでの活動がわかる資料をお送りください。(必須)
・オンラインの場で活動することでの技術的な不安などあれば、詳しく記載してください。
・ラーニング活動への質問
選考方法
森美術館ラーニング・プログラムの趣旨に賛同していただける方をアーティストの山本高之さんと森美術館企画グループにて選考します。オンラインでの面談も予定しています。
応募締め切り
2020年7月15日(水)
結果のご連絡
2020年7月15日(水)までに申し込みいただいた際のご連絡先へご連絡いたします。

山本高之さんからのコメントはこちら ※必ずお読みください。

山本高之 プロフィール

1974年愛知県生まれ。子どもの会話や遊びに潜在する創造的な感性を通じて、普段は意識することのない制度や慣習の特殊性や個人と社会の関係性を描き出してきた。近年は地域コミュニティと協働して実施するプロジェクトや、一般を対象としたオルタナティヴなアートスクール・プログラムにも取り組んでいる。山本は愛知教育大学大学院を修了後に渡英し、ロンドン大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを修了。これまでに第6回シャルジャ・ビエンナーレ(2003)、「笑い展:現代アートに見る『おかしみ』の事情」(森美術館、2007)、あいちトリエンナーレ2010、「アジアの亡霊」(アジア美術館、サンフランシスコ、2012年)、「ゴー・ビトゥイーンズ展:こどもを通して見る世界」(森美術館ほか、2014-2015)、第3回コチ=ムジリス・ビエンナーレ(2016)などに参加。2017年にはアートラボあいちにて個展「山本高之 Children of men」を開催。「山本高之とアーツ前橋のビヨンド20XX展 未来を考えるための教室」(アーツ前橋、2019)。森美術館ラーニングでは、「笑い展」(2007)関連プログラムとしてワークショップ「スプーン曲げを教える」、「イ・ブル展」(2012)での関連企画ワークショップ「チルドレン・プライド4.28 in 六本木ヒルズ」、「ゴー・ビトゥイーンズ展」(2014)展示作品のためのワークショップ「どんな地獄へ行くのかな」などを実施している。

山本高之
撮影:加藤 甫
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