2010年8月11日(水)

【他館紹介】正統かつ斬新。上品かつ明快。「誇り高きデザイン 鍋島」展

六本木アート・トライアングル(略称あとろ)でおなじみのサントリー美術館から、本日より開催される展覧会のお知らせが届きました。限定カフェメニューやショップなどのお知らせも満載です!


重要文化財 染付松樹文三足大皿1枚
江戸時代 17世紀後半~18世紀前半 サントリー美術館蔵

はじめまして。「あとろ」で森美術館と国立新美術館とご一緒させていただいております、サントリー美術館です!

当館は1961年に開館、1975年に赤坂見附へ、2007年に東京ミッドタウンに移転し、森美術館、国立新美術館とご近所になりました。来年は創立50周年を迎えます。
基本理念"生活の中の美"がテーマのコレクションは約3000件。絵画・工芸・染織・ガラスなど人々が暮らしの中で愛でてきた、日本美術を中心とする様々な作品を収集しています。

今回は、"サントリー美術館の夏。"をご紹介させてください!

今日から開幕の「誇り高きデザイン 鍋島」展(~10月11日まで)は、澄んだ青紫色の染付を基本として、赤、緑、黄の青磁釉がおりなす「鍋島」のデザインの魅力を、5件の重要文化材を含む貴重な作品約130件により、「技」「色」「構図」「主題」からご紹介する展覧会です。
「鍋島」は、江戸時代に佐賀藩の威信をかけて徳川将軍や諸大名への献上品のためだけに作られた最高級の磁器。贈られた方々の高い美意識が育てていったともいえるその繊細で格調高い世界は、時代を越え、老若男女を問わず常に多くの人々を魅了してきました。

「"お料理に映えるかな"と感じる 色やデザイン、"運気UP"を願う吉祥文や、和む動物モチーフなど。この夏、お気に入りのうつわをぜひ探してみてください。」(本展担当学芸員・安河内幸絵)


(左上)青磁染付七壺文皿、(右上)色絵毘沙門亀甲文皿
(左下)組紐文皿(右下)色絵蒲公英文皿
※いずれも江戸時代 17世紀後半~18世紀前半

いかなるモチーフも洗練させてしまうデザインの秘密を知りたい方は、スライドレクチャーにぜひご参加を。(予約不要、別途要入館料「見どころトーク」)

そして、展示室で心を爽やかにしていただいた後は、慶応元年創業の加賀麩 不室屋プロデュースの和カフェへ。「和甘味を中心に、パフェやケーキなどメニューは多数。ランチタイム他、お食事、夜はアルコールもご用意しています。ゆっくりと時間を過ごしたい時におすすめです。」(カフェ:中尾店長)展覧会毎に限定スイーツを展開していますが、本展では「豆乳アイスと棒茶ジュレ」(800円。限定30食)をご用意して、皆さまのお越しをお待ちしています。


cafe 内観©木奥恵三

和カフェにはカウンター席もあるので、一人で軽く一杯もOK。身体を潤していただいた後は、カフェで試した器の一部などが購入できるショップへも、ぜひお立ち寄りください。
「使う楽しみ、贈る楽しみを味わっていただければ幸いです。『japanモダン』をコンセプトに、館蔵品にちなんだオリジナルグッズをはじめ、日本各地の職人による工芸品を多数ご用意しています。外国の方へのプレゼントなどに人気です。」(ショップ:早矢仕店長)こんな風に、展示室で鑑賞した余韻をカフェで味わい、ショップの商品と共にサントリー美術館体験をご自宅に持ち帰っていただく、なんていうこともできてしまうのが、サントリー美術館です。


shop 内観©木奥恵三

また、美術館に来る前に・・・美術館に行った後に・・・名品と共に?!お楽しみいただけるコーナーが大充実の、サントリー美術館ウェブサイトもご案内させてください。
「PCサイトをはじめ、携帯サイトやメールマガジンなどで展覧会情報を随時発信しています。『鍋島』展ではメールマガジン会員限定で、この季節にぴったりの涼しげな壁紙を、携帯サイトではFLASH待ち受けと展覧会オリジナルツールを配布中。ぜひご利用ください!」
(ウェブ担当:吉岡泉)

携帯サイト
メールマガジン

400年前から愛され続けた「鍋島」鑑賞で涼をとり、ゆったりとくつろぎながら、老舗の味で一息つく。暮らしを潤す品々を手にとれば・・・少しだけ非日常な気分を味わえるかも?!

隔週木曜に行っている点茶席(6階茶室「玄鳥庵」)では薄茶と和菓子もお楽しみいただけます。


茶室©木奥恵三

「鍋島」デザインも具象化された自然のモチーフで一杯です。
「ネイチャー・センス」展鑑賞の折、お時間がございましたら、是非お立ち寄りください!

サントリー美術館広報担当 三浦亜矢子

<関連リンク>

六本木アートトライアングル

サントリー美術館

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