2011年9月30日(金)

この秋、建築の世界最大級のイベントが東京で開催! UIA2011東京大会 第24回世界建築会議

UIA大会は、建築の世界最大級イベント。9/25(日)に日本で初開催となったUIA2011東京大会 第24回世界建築会議(以下UIA2011東京大会)が開幕しました。


開会式に先立って六本木ヒルズで催されたウエルカム・ネットワーキング
©UIA2011 TOKYO Japan Organizing Board (JOB)

UIA(The International Union of Architects: 国際建築家連合)は、1948年に設立された130万人を超える世界の建築家を代表する組織です。現在は124の国や地域の建築家を束ね、5大陸をつなぐ建築家の職能ネットワークであるNGOとして活動しています。また今回、UIAは本展に主催団体の一つとして関わっています。

UIAが約3年に一度開催するUIA大会(世界建築家大会)は、世界中から著名な建築家、技術者、研究者、学生など約1万人が集まる世界最大級の建築イベントです。第24回目となるUIA2011東京大会では「DESIGN 2050」をテーマとし、世界が直面している機構の変動や人口問題などの課題に向き合い、2050年の建築や都市のあるべき未来像を描き出しました。

東京丸の内にある国際フォーラムをメイン会場に、メタボリストとして本展にも関連深い槇文彦をはじめとし、ブータン王国ジグメ・ティンレー首相による基調講演、妹島和世、西沢立衛、英国のデイヴィッド・アジャイ、ドイツのクリストフ・インゲンホーフェン、アーティストのクリスト、チェコの建築家・歴史家のウラディミール・スラペタなど錚々たるメンバーをスピーカーに迎えた特別講演、また、隈研吾が審査員長の学生コンペ、安藤忠雄による公開プログラムのほか、シンポジウム、ワークショップ、展覧会など多彩なプログラムが開かれています。

開会式に先立ち9/25(日)の夜には、六本木ヒルズの展望台 東京シティービューで、様々な国や地域からの参加者をお迎えするためのウエルカム・ネットワーキングが華やかに催され、都心の再開発によって誕生したタワーの最上階で、来場の方々は「メタボリズムの未来都市展」と秋の夕暮れが印象的な東京のパノラマを眼下に楽しまれました。


ウエルカム・ネットワーキング会場風景
©UIA2011 TOKYO Japan Organizing Board (JOB)
 

<関連リンク>

「UIA2011 東京大会 第24回世界建築会議」
会期:2011/9/25(日)~10/1(土)

「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン」
会期:2011/9/17(土)~2012/1/15(日)

カテゴリー:03.活動レポート
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