SYMPOSIA

国内外で注目されているテーマをアカデミックに議論する場

アージェント・トーク006:
美術館に招かれるようでいて、実は美術館を招く

「アージェント・トーク006」では、それぞれ異なる都市を拠点に活動する3名の現代美術作家、荒川医、木村友紀、前田岳究が、アートの本質とアートビジネスとの差異を考察しながら、「アーティストの自立性」について議論します。当館チーフ・キュレーターの片岡真実を「ゲスト」として招き、インスティテューション側との意見交換を目指します。また、東京を拠点に活動する数名の若手作家を交え、アーティスト側からの能動的な声として記録していきます。このトークは上記3人のアーティストによる継続的なアートプロジェクトの一環として、2010年9月 IZU PHOTO MUSEUM(静岡)で始まり、3月19日には国立国際美術館(大阪)での開催も予定しています。

日時
2011年1月31日(月)19:00~20:30
出演
荒川医(現代美術家)、木村友紀(現代美術家)、前田岳究(現代美術家)、片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)ほか
プロフィール
荒川 医
1977年生まれ。暫定的なグループで構成されたパフォーマンスを企画する。建築素材、ビデオ、コレオグラフィー、印刷物など、あらゆるパフォーマンスのフォルムを用いて、主体の不安定さを追求する。パフォーマ、ニューヨーク(2005年、2007年)、横浜トリエンナーレ(2008年)、ニュー・ミュージアム、ニューヨーク(2008年)、ICA、ロンドン(2009年)、クンストハレ・チューリッヒ(2009年)、ミシガン大学付属美術館、アナーバー(2010年)などで発表。ニューヨークを拠点に活動するが、2011年1月より4月までトーキョーワンダーサイトの海外クリエイター招聘プログラムに参加中。
木村友紀
1971年生まれ。主に写真におけるイメージを分析的に扱いインスタレーションや彫刻作品に展開する。最近の個展に「無題」IZU PHOTO MUSEUM(2010年)、「POSTERIORITY」大和プレスビューイングルーム(2009)等がある。2011年2月には水戸芸術館での「クワイエットアテンションズ」展、3月には国立国際美術館での「風穴」展に参加予定。今回のトークイベントの先駆けとなるアーティストトークをIZU PHOTO MUSEUMでの個展で企画した。現在、京都在住。
前田岳究
1977年生まれ。2001年よりアーティスト・デュオJay Chung and Q Takeki Maedaとして活動を開始。60年代以降のミニマル、コンセプチュアルなプロセスに繋がる表現形式を使用しながら、新たな物語を展開。モスクワビエンナーレ(2005年)、フリーズ・アートプロジェクト(2005年)、パリ市立近代美術館(2006年)、ボローニャ近代美術館(2006年)、Cubitt(2008年)、バーゼル市立美術館(2009年)などの展覧会に参加。2009年にはドイツ産業文化連盟による「Ars Viva 09/10」を受賞しヴィースバーデン市立美術館、ケルン・クンストフェライン、ミグロスミュージアムで発表。現在ベルリン在住。
申込期間
2011.1.31(月) ~ 1.31(月)
会場
森美術館 展示室内
定員
80名(要予約)
料金
無料(要展覧会チケット)
カテゴリー
シンポジウム
対象
一般
タグ
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