森美術館+テート・アジア太平洋リサーチセンター共催シンポジウム
シンポジウム「トラウマとユートピア:戦後から現代におけるアジア美術の相互影響関係」第2日

日英同時通訳付

森美術館では、2012年に創設されたテート・アジア太平洋リサーチセンター(ロンドン)と共催で、戦後から現代におけるアジア各地の美術が、相互にどのような影響関係にあるかを探るシンポジウム「トラウマとユートピア」を開催します。戦争からの復興、民主化、近代化、都市化など地域によってそれぞれ異なる政治的、社会的な発展をしてきたアジアにおいて、「トラウマとユートピア」は過去に向き合いながら、より良い未来を共に考えるためのキーワードでもあります。同時に、美術の理論や実践がグローバルに拡大した今日、欧米を主軸においた20世紀の美術から視野を広げ、アジア圏域内での相互交流や影響関係を探ることも、未来に向けた知的な作業のひとつです。

本シンポジウムでは、世界各地から集まる研究者やキュレーターが、アジア地域における政治的、社会的発展と都市景観へのアーティストの介入、パフォーマンスというメディアからみた戦後から現代、復興期にみるユートピアとディストピア、アーティストの実践にみるトラウマとユートピアなどについて議論します。

日時
2014年10月10日(金)10:00~17:30
主催
森美術館、テート・アジア太平洋リサーチセンター
協力
アカデミーヒルズ
タイムテーブル
第1日:10月9日(木)
■9:00  開場
■9:30  挨拶 南條史生(森美術館館長)
■9:45  挨拶 ナイジェル・ルレウェリン(テート、ヘッド・オブ・リサーチ)
セッション1「ユートピアへ向けて」
■10:00~10:05  イントロダクション 片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
■10:05~10:50  基調講演 八束はじめ(建築家、建築史家、建築評論家)
■10:55~11:15  プレゼンテーション1
「都市空間におけるアジア美術のデモクラシー:『フライング・シティ』チョンゲチョン(清渓川)プロジェクト(2003-2009年)ソウル」
ソウル・リー(ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校准教授)
■11:20~11:40  プレゼンテーション2
「ルアンルパとケグ・デ・ソウザの《ヴァーティカル・ヴィレッジ》における参加とプレイスメイキング」
フランシス・マラヴェヤス(シドニー工科大学トランスフォーミング・カルチャー・リサーチセンター、アソシエイト・リサーチャー)
■11:45~12:05  プレゼンテーション3
「荒廃した風景:1960年代後半から1970年代初頭の日本の写真作品にみる政治的主観性」
ニナ・ホリサキ=クリステンス(コロンビア大学博士課程在籍)
■12:10~13:00  ディスカッション&質疑応答
モデレーター:渡辺俊夫(テート・アジア太平洋リサーチセンター理事)
■13:00~14:10  休憩
セッション2「パフォーミング・ポリティックス」
■14:10~14:15  イントロダクション
ナイジェル・ルレウェリン(テート、ヘッド・オブ・リサーチ)
■14:20~14:40  プレゼンテーション1
「戦後トラウマを体現する 土方巽、ギュンター・ブラス、ルドルフ・シュワルツコグラーのパフォーマンスにおける断片化された身体の検証」
ルーシー・ワイヤー(グラスゴー大学アソシエイト・チューター)
■14:45~15:05  プレゼンテーション2
「裸にされた花嫁:オノ・ヨーコの《カット・ピース》、パフォーマンスのトラウマとポリティックス(1964/2003/2012)」
ラキー・バララム(ニューヨーク州立大学オルバニー校准教授)
■15:10~15:30  プレゼンテーション3
「パフォーマンスの枠組みを問う:1990年代の日本におけるダムタイプの領域横断的パフォーマンスの実践にみる記憶、トラウマおよびアクティビズム」
スティーブン・バーバー(キングストン大学視覚文化学部教授)
フラン・ロイド(キングストン大学美術・デザイン・建築学部教授)
■15:30~15:40  休憩
■15:45~16:05  プレゼンテーション4
「スキャニングと明滅する記憶:九〇年代から現在までの高谷史郎の作品における憑在するイメージと感受性」
石谷治寛(甲南大学人間科学研究所博士研究員)
■16:10~17:00  ディスカッション&質疑応答
モデレーター:イ・スキョン(テート・アジア太平洋リサーチセンター、リサーチ・キュレーター)
第2日:10月10日(金)
セッション3「トラウマ以後の風景」
■9:30  開場
■10:00~10:05  イントロダクション
片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
■10:05~10:50  基調講演 畠山直哉(写真家)
対談聞き手:マジェラ・ムンロ(テート・アジア太平洋リサーチセンター、リサーチャー)
■10:55~11:15  プレゼンテーション1
「再び廃墟となったユートピア:磯崎新《電気的迷宮》(1968年)」
中森康文(ヒューストン美術館アソシエイト・キュレーター)
■11:20~11:40  プレゼンテーション2
「原爆と観光:広島の旅行案内書における木村伊兵衛の写真」
■加治屋健司(京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)
■11:45~12:05  プレゼンテーション3
「レッザ・ピヤダザの《大マレーシアの風景》(1972年)、と1970年代マレーシアの国家的表象の課題」
シャノン(ケンジ)パラエピパットモングォル(ミシガン大学博士課程在籍)
■12:10~13:00  ディスカッション&質疑応答
モデレーター:林道郎(上智大学国際教養学部教授)
■13:00~14:00  休憩
■14:00~14:40  映像作品上映 企画:片岡真実、イ・スキョン
セッション4「現在を変換する」
■14:45~14:50  イントロダクション イ・スキョン
■14:55-15:15  プレゼンテーション1「中国現代ビデオアートにみる暴力のグローバル空間」
ペギー・ワン(ボードイン大学美術史・アジア研究准教授)
■15:20-15:40  プレゼンテーション2
「ポスト・フクシマに生きる人類のために――近代文明批判としての松澤宥」
富井玲子(美術史家、ポンジャ現懇主宰)
■15:40-15:50  休憩
■15:50-16:15  プレゼンテーション3
「ス・ドーホーのファントム・ハウスとトラウマ的ノスタルジア」
ウー・ジョンア(美術史学博士、浦項工科大学[POSTECH]人文社会学部准教授)
■16:20-16:40  プレゼンテーション4
「誰のためのユートピア:チャイニーズ・ドリームの工場風景とエコロジー」
モニカ・メルリン(テート・アジア太平洋リサーチセンター、リサーチャー)
■16:45-17:30  ディスカッション&質疑応答
モデレーター:モデレーター:片岡真実
※本シンポジウムは森美術館ベストフレンズにご支援いただいています。
※テート・アジア太平洋リサーチセンターは、アンドリュー・W・メロン財団の支援を受けています。また、Vicky Hughes、John Smith両氏にもご支援いただいています。
申込期間
2014.10.10(金) ~ 10.10(金)
会場
虎ノ門ヒルズフォーラム 5階 ホールA2~A4
定員
300名(要申し込み)
料金
1日1,000円(両日参加される方は2,000円)、MAMCメンバー無料 定員:300名(要事前申し込み)
カテゴリー
シンポジウム
対象
一般
タグ
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