2016年9月14日(水)

「宇宙の入り口」へようこそ!
~「宇宙と芸術展」作品紹介(4)うつろ舟

うつろ舟

江戸時代に発行された『弘賢随筆』、『漂流記集』、当時の号外のような存在であった『瓦版刷物』はすべて、1803年(享和3年)に起こったとされる不思議な事件について書かれています(本展では複製を展示)。
その事件とは、常陸国(現在の茨城県)の海岸に、現在のUFO(未確認飛行物体)とよく似た「うつろ舟」が漂着したというもので、舟の中には見知らぬ文字が書かれており、美しい女がひとり乗っていたと言います。果たしてこれらの資料は、江戸時代の日本にUFOが飛来したことを示す証拠なのでしょうか? 答えは未だ、謎のままです。


万寿堂『小笠原越中守知行所着舟』(「漂流記集」より)
江戸時代後期(19世紀)/書籍/約26×77cm/所蔵:西尾市岩瀬文庫、愛知

世界のUFOファンも注目する「うつろ舟」をデザインしたグッズも販売中!鑑賞の記念に、プレゼントにいかがでしょうか。ぜひチェックしてください。
 

<関連リンク>

宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ
会期:2016年7月30日(土)-2017年1月9日(月)
MAMスクリーン004:宇宙から地球を観る
会期:2016年7月30日(土)-2017年1月9日(月)

・「宇宙の入り口」へようこそ!
~「宇宙と芸術展」作品紹介(1)チームラボ
~「宇宙と芸術展」作品紹介(2)《流星刀》
~「宇宙と芸術展」作品紹介(3)パトリシア・ピッチニーニ
~「宇宙と芸術展」作品紹介(4)うつろ舟
~「宇宙と芸術展」作品紹介(5)森 万里子
~「宇宙と芸術展」作品紹介(6)マンダラ
~「宇宙と芸術展」作品紹介(7)トム・サックス
~「宇宙と芸術展」作品紹介(8)セミコンダクター
~「宇宙と芸術展」作品紹介(9)ガリレオ・ガリレイ『星界の報告』
~「宇宙と芸術展」作品紹介(10)ビョーン・ダーレム
~「宇宙と芸術展」作品紹介(11)ジュール・ド・バランクール

カテゴリー:01.MAMオピニオン
森美術館公式ブログは、森美術館公式ウェブサイトの利用条件に準じます。