展覧会

MAMプロジェクト033:クリスティーン・サン・キム

2025.7.2(水)~ 11.9(日)

今回の「MAMプロジェクト」は、アメリカ出身でドイツ・ベルリンを拠点に活動するクリスティーン・サン・キムを紹介します。

キムはこれまでドローイングをはじめ、映像、彫刻、インスタレーションなどの作品をとおして、音の非聴覚的な側面や、そこに潜む政治的な意味を探求してきました。音楽記譜法やインフォグラフィック、言葉などを用いたドローイングや壁画では、キムにとっての第一言語であるアメリカ手話(American Sign Language)の、ダイナミックな動きや豊かな感情表現を線と空間に置き換えています。

本プロジェクトには、サウンド・インスタレーション作品《群衆のため息》(2025年)と、新作の壁画が出展されます。ウィットに富んだキムの作品は、音と言語、コミュニケーションの複雑さを示しながらも、それらがどのように私たちの感覚、社会的な役割、そして個々人の経験に影響を与えるかを認識させ、「伝える」ことの本質とその可能性をあらためて提示します。


Courtesy of the Artist and the Whitney Museum of American Art
展示風景:「クリスティーン・サン・キム:オール・デイ・オール・ナイト」ホイットニー美術館(ニューヨーク)2025年
撮影: Ron Amstutz
Courtesy of the Artist and the Whitney Museum of American Art
Courtesy of the Artist and Secession and François Ghebaly Gallery
展示風景:「クリスティーン・サン・キム:キューズ・オン・ポイント」分離派会館(ウィーン)2023年
撮影: Oliver Ottenschläger
Courtesy of the Artist and Secession and François Ghebaly Gallery
クリスティーン・サン・キム《気温上昇の音》
クリスティーン・サン・キム
《気温上昇の音》
2019年
展示風景:ニューヨーク近代美術館(MoMA)2022年
撮影: David Almeida
Courtesy of the Artist and Museum of Modern Art
Courtesy of the Artist and the Whitney Museum of American Art
展示風景:「クリスティーン・サン・キム:オール・デイ・オール・ナイト」ホイットニー美術館(ニューヨーク)2025年
撮影: Ron Amstutz
Courtesy of the Artist and the Whitney Museum of American Art
Courtesy of the Artist and Secession and François Ghebaly Gallery
展示風景:「クリスティーン・サン・キム:キューズ・オン・ポイント」分離派会館(ウィーン)2023年
撮影: Oliver Ottenschläger
Courtesy of the Artist and Secession and François Ghebaly Gallery
クリスティーン・サン・キム《気温上昇の音》
クリスティーン・サン・キム
《気温上昇の音》
2019年
展示風景:ニューヨーク近代美術館(MoMA)2022年
撮影: David Almeida
Courtesy of the Artist and Museum of Modern Art

クリスティーン・サン・キム
撮影:Iga Drobisz

クリスティーン・サン・キム

サウンド・アーティスト、パフォーマー、アクティビスト。これまでに、ニューヨーク近代美術館(2013年)やホイットニー・ビエンナーレ(2019年)など、世界各地の主要美術館での展覧会に出展。
2013 年および 2015 年に「TED フェロー」、2015 年に MIT メディアラボの「ディレクターズ・フェロー」、2020 年にはフォード財団の「Disability Futures フェロー」に選出されている。現在ニューヨークのホイットニー美術館で、個展「Christine Sun Kim: All Day All Night」(2025年2月8日~9月21日、2026 年春にはウォーカー・アート・センターへ巡回予定)が開催中。

クリスティーン・サン・キム

サウンド・アーティスト、パフォーマー、アクティビスト。これまでに、ニューヨーク近代美術館(2013)やホイットニー・ビエンナーレ(2019)など、世界各地の主要美術館での展覧会に出展。
2013 年および 2015 年に「TED フェロー」、2015 年に MIT メディアラボの「ディレクターズ・フェロー」、2020 年にはフォード財団の「Disability Futures フェロー」に選出されている。現在ニューヨークのホイットニー美術館で、個展「Christine Sun Kim: All Day All Night」(2025 年 2 月 8 日-9 月21 日、2026 年春にはウォーカー・アート・センターへ巡回予定)が開催中。

クリスティーン・サン・キム
撮影:Iga Drobisz
基本情報
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MAMプロジェクト033 : クリスティーン・サン・キム


撮影に関する注意事項

「MAMプロジェクト033 : クリスティーン・サン・キム」では、作品の写真・動画撮影が可能です。
撮影の際は以下の注意事項を必ずご確認ください。

撮影に際して

  • 作品に触れないでください。
  • 他の鑑賞者の鑑賞を妨げるような撮影はご遠慮ください。
  • フラッシュの使用はご遠慮ください。
  • 三脚や自撮り棒の使用はご遠慮ください。
  • 動画撮影は1分以内に限ります。

撮影された写真/動画の利用に関して

  • 撮影された写真/動画は、非営利目的でのみ利用できます。営利目的には利用できませんのでご注意ください。
  • 撮影された写真/動画に変更を加えることはできません。
  • 上記写真/動画の使用条件はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で許諾されています。
    撮影した写真/動画をブログや写真共有サービスなどに利用する場合は、以下のとおり表示してください。

表記例

作家名・作品名:クリスティーン・サン・キム《群衆のため息》
この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

※ クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの詳細や表示については、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのウェブサイトをご参照ください。
※撮影された写真/動画に来館者が写っている場合、その写真の公表にあたって写り込んだ方の肖像権に触れる場合がありますので、ご注意ください。


「MAMプロジェクト」とは?

「MAMプロジェクト」は、森美術館が世界各地のアーティストと実験的なプロジェクトを行うシリーズです。本展のための新作、パフォーマンスやワークショップなど、展覧会という形式に限定されない多様な現代アートのかたちを紹介します。

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