私たちは、好奇心と探求心から生まれる「遊び」を通じて世界と出会います。時間を忘れて楽しみ、夢中になって試行錯誤することで、自らの主体性と可能性を発見し、社会における居場所を見出します。また、遊びには日常に埋め込まれた無数のルールや慣習に挑み、見慣れた風景を魔法のように変容させる力があります。「世界はあそびでできている:アート・子ども・社会」では、想像力を解き放つ営みとしての「遊び」を、現代アートの視点から多角的に問い直します。
本展では、自発的な遊びを誘発する作品から、身体感覚と認知を揺さぶる没入型インスタレーション、社会の規範に問いを投げかけるプロジェクト、新たな共生のかたちを模索する参加型作品など、「遊び」という行為の持つ豊かな可能性を照らし出す作品群を展示します。さらに、1950年代以降の歴史的な実践を取り上げることで、アーティストが子どものしなやかな思考を原動力に、芸術をめぐる価値観や仕組みを問い直してきた文脈をたどります。
また、本展では、子どもを単なる観客ではなく、展覧会をともにつくる大切な存在として迎え入れます。美術館が長らく前提としてきた大人中心の鑑賞体験をゆるやかに捉え直すことで、あらゆる世代がともに楽しめる、社会に開かれた新しい展覧会のかたちを模索します。
出展予定作家
モンスター・チェットウィンド、近藤亜樹、笹岡由梨子、ソ・ドホ ほか
※姓のアルファベット順
※出展アーティストは変更となる可能性があります。

《アートランド》
2016年-
粘土、再生プラスチック、ポリカーボネート製の土台
サイズ可変
Courtesy: Lehmann Maupin, New York, London and Seoul; Victoria Miro
撮影:Prudence Cuming Associates
※参考図版

《アートランド》
2016年-
粘土、再生プラスチック、ポリカーボネート製の土台
サイズ可変
Courtesy: Lehmann Maupin, New York, London and Seoul; Victoria Miro
撮影:Prudence Cuming Associates
※参考図版
《アニマーレ》
2024-2025年
29チャンネル・ビデオ・インスタレーション(カラー、サウンド:4分50秒)、木琴、鉄琴、トランペット、太鼓、ヴィンテージ玩具、ヴィンテージ生地、スパンコール、ビーズ、糸、木材、LEDライト
238×605×175 cm
所蔵:ディブ・バンコク
展示風景:「Animale」PHD Group (香港)、2025年
撮影:S.C.Felix Wong
※参考図版
《アニマーレ》
2024-2025年
29チャンネル・ビデオ・インスタレーション(カラー、サウンド:4分50秒)、木琴、鉄琴、トランペット、太鼓、ヴィンテージ玩具、ヴィンテージ生地、スパンコール、ビーズ、糸、木材、LEDライト
238×605×175 cm
所蔵:ディブ・バンコク
展示風景:「Animale」PHD Group (香港)、2025年
撮影:S.C.Felix Wong
※参考図版

《ともだちになるためにぼくらはここにいるんだよ》
2022年
アクリル絵具、パネル
194×486×5 cm
所蔵:森美術館

《ともだちになるためにぼくらはここにいるんだよ》
2022年
アクリル絵具、パネル
194×486×5 cm
所蔵:森美術館

(左)《猫の頭と毒庭》(2022年)
(右)《ヘル・マウス3》(2019年)
展示風景:「猫は犬じゃない」シルン・クンストハレ(ドイツ、フランクフルト)、2023年
撮影:Norbert Miguletz
※参考図版

(左)《猫の頭と毒庭》(2022年)
(右)《ヘル・マウス3》(2019年)
展示風景:「猫は犬じゃない」シルン・クンストハレ(ドイツ、フランクフルト)、2023年
撮影:Norbert Miguletz
※参考図版
開催概要
世界はあそびでできている:アート・子ども・社会
| 主催 | 森美術館 |
|---|---|
| 企画 | 矢作 学(森美術館アソシエイト・キュレーター) 德山拓一(森美術館シニア・キュレーター) ヴィクター・ワン(森美術館アジャンクト・キュレーター) |

