アージェント・トーク050:ハラーイル・サルキシアン
日英同時通訳付、手話同時通訳付
「アージェント・トーク」は、世界各地で意義深く、革新的な活動をしているアーティスト、キュレーター、批評家、活動家などを囲み、今議論すべきアージェントなトピックスを話し合うためのプラットフォームです。
今回は写真家のハラーイル・サルキシアン(1973年ダマスカス生まれ。ロンドン在住)が出演します。
ハラーイル・サルキシアンは伝統的な大判のドキュメンタリー写真で作品を制作しています。作家の個人的記憶が投影された作品は、空虚さや静寂といったイメージの背後に、公式の歴史とは異なる「もうひとつの物語」を浮かび上がらせます。
本トークでは、国際芸術祭「あいち2025」参加のために来日するサルキシアンが、青木ヶ原樹海での撮影を経て制作したインスタレーション作品《樹海》(2024年)や同芸術祭の出品作などを中心に、近年の自作について語ります。
- 日時
- 2025年9月16日(火)19:00~20:30(受付開始 18:30)
※手話同時通訳をご希望の方は、イベント名を明記のうえ、2025年9月1日(月)までに へご連絡ください。 - 出演
- ハラーイル・サルキシアン(アーティスト)
- 聞き手
- 近藤健一(森美術館シニア・キュレーター)
- 主催
- 森美術館
- 協力
- 国際芸術祭「あいち」組織委員会

ハラーイル・サルキシアン
1973年ダマスカス生まれ。現在ロンドン在住。
ダマスカスにある父親の写真スタジオで写真の基礎を学んだ。この経験は現在でも彼の視点や作品制作に大きな影響を与えている。2010年、アムステルダムのヘーリット・リートフェルト・アカデミーで写真の学士号を取得。
サルキシアンの写真作品は、「探求」という要素と「見えるもの/見えないもの」という対比によって特徴付けられる。彼が探求するのは、自分自身の記憶や出自に関する答えである。公式な歴史では語られない、あるいは語ろうとされない物語を辿るために、この個人的な視点を手がかりとしている。「見えないもの」と「見えるもの」の対比は、サルキシアンがしばしば撮影する無人の風景や場所に見出すことができる。そこに人の姿はないが、人間の営みの痕跡に満ちあふれているのである。
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