国際シンポジウム「建築キュレーションを建ちあげる」
日英同時通訳、手話同時通訳付 ※手話同時通訳の申し込み終了
森美術館では、日本を拠点に活動する中堅・若手キュレーターの育成を目的とした「グローバル・アート・プロフェッショナル育成プロジェクト」に取り組んでいます。2025年度は建築分野に焦点を当て、国際シンポジウムやキュレトリアル・ワークショップを実施します。
本シンポジウム「建築キュレーションを建ちあげる」では、国際的に活躍する建築専門のディレクターやキュレーターを迎え、日本では語られる機会の少ない建築展のキュレーションに関する最新動向や視点を紹介します。さらに、森美術館で「藤本壮介の建築:原初・未来・森」が開催中の藤本壮介氏を交え、建築展が現代社会の課題にどのようにアプローチできるのか、日本における建築展のキュレーションの位置付けや発展の可能性、その確立に向けた土台作りなどについて議論を深めます。
建築を学ぶ学生の皆様、若い世代の方々、そして建築のキュレーションにご関心をお持ちの皆様には、本シンポジウムとあわせて森美術館で開催中の「藤本壮介の建築」展もぜひご覧いただければと思います。
シンポジウムご参加の皆様には、「森美術館オンラインチケット」で展覧会チケットを購入時に展覧会料金が1,000円割引となるクーポンコードをお配りいたします。この貴重な機会に、ぜひシンポジウムへのご参加をお待ちしております。
- 日時
- 2025年10月5日(日)15:00~18:00(開場:14:30)
※手話同時通訳をご希望の方は、イベント名を明記のうえ、2025年9月21日(日)までに へご連絡ください。
- 会場
- TOKYO NODE HALL(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー46階)
東京都港区虎ノ門2-6-2
※受付場所:ARRIVAL HALL(45階)
- 料金
- 500円
※本チケットで展覧会はご覧いただけません。展覧会チケットは別途ご購入ください。
※本プログラムにご参加いただいた方には、「森美術館オンラインチケット」で「藤本壮介の建築」展のチケットを購入時に、展覧会の料金が1000円引きとなるクーポンコードを受付にて配布します。(クーポンコード有効期限:2025年10月19日)
- 出演
- チョン・ダヒョン(キュレーター、編集者、CAC Seoul共同ディレクター)
ジェニファー・ダンロップ・フレッチャー(サンフランシスコ近代美術館 建築・デザイン部門ヘレン・ヒルトン・ライザー・キュレーター兼部門長)
エカテリーナ・ゴロヴァチュク(建築家、研究者、GRACE共同設立者)
藤本壮介(建築家)
※出演を予定していたカーソン・チャン(建築キュレーター、ライター)は都合により、来日が中止になりました。
- モデレーター
- 片岡真実(森美術館館長)
出演者プロフィール

チョン・ダヒョン
キュレーター、編集者。リサーチや展覧会企画、執筆を通して、建築、都市、視覚文化を研究している。2011年から2024年まで韓国国立現代美術館(MMCA)のキュレーターを務め、「Figurative Journal: Guyon Chung Archive」(2013年)、「Papers and Concrete: Modern Architecture in Korea 1987-1997」(2017年)、「Young Korean Artists 2023」(2023年)、「Performative Home: Architecture for Alternative Living」(2024年)など多数の展覧会を企画。2018年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で韓国館「Spectres of the State Avant-Garde」を共同キュレーション、2025年にも韓国館の共同キュレーターとして「Little Toad, Little Toad: Unbuilding Pavilion」を担当。2024年に韓国建築家協会(KIA)よりキム・ジョンチョル賞を受賞。CAC Seoul共同ディレクター、建国大学産業デザイン学科客員教授。

ジェニファー・ダンロップ・フレッチャー
サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)建築・デザイン部門ヘレン・ヒルトン・ライザー・キュレーター兼部門長。2008年以降、20世紀後半から現代に至るまでの革新的なデザイン作品に焦点をあて、数々の重要な収集および展覧会を手がける。近年の主なプロジェクトに「Get in the Game」(2024年、共同キュレーター)、「Conversation Pieces」(2022年)、「Nature x Humanity: OXMAN Architects」(2022年)、「Tatiana Bilbao Estudio」(2021年)、「Far Out: Suits, Habs and Labs for Outer Space」(2019年、共同キュレーター)、「The Sea Ranch: Architecture, Environment and Idealism」(2018年、共同キュレーター)がある。SFMOMA着任前は、ゲティ・リサーチ・インスティテュート、南カリフォルニア建築大学、ハマー美術館でキュレーターとして勤務。ニューヨーク大学で美術史学士号、バード・カレッジでキュレトリアル・スタディーズ修士号、ハーバード大学で建築史・建築理論のデザイン学修士号を取得。

エカテリーナ・ゴロヴァチュク
ロシア出身の建築家・研究者。ミラノを拠点とするGRACEの共同設立者。OMA/AMOと長期にわたり協働し、モスクワのガレージ現代美術館の設計や大学院「ストレルカ」の教育プログラム開発を担当。GRACEは、展示デザイン、美術館建築、保存活動に取り組み、作品と空間の関係や「ホワイトキューブ」を超えた新たなナラティブの可能性を探究している。特に20世紀建築の保存に注力し、ウズベキスタン・タシュケントの24棟のモダニズム建築保護プロジェクトでは、研究者と協働して法的枠組みの見直しや保存戦略を策定した。2025年にはヴェネチア・ビエンナーレ建築展でウズベキスタン館を共同キュレーションし、太陽炉を備えたサン・インスティチュート・オブ・マテリアルサイエンスを取り上げた。

藤本壮介
1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞《ラルブル・ブラン(白い樹)》に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。国内では、「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーに就任。2024年には《仙台市(仮称)国際センター駅北地区複合施設》(2031年竣工予定、宮城)の基本設計者に選定される。現在、森美術館で自身初の大規模個展「藤本壮介の建築:原初・未来・森」(会期:2025年7月2日~11月9日)が開催中。
- 主催
- 森美術館
- 助成
- 文化芸術活動基盤強化基金(クリエイター等育成・文化施設高付加価値化支援事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
- 運営
- 一般社団法人建築センターCoAK
- 協力
- TOKYO NODE
お申し込みについて
- 出演者は予告なく変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。
- イベントレジストのシステムを使用しています。(※イベントレジストをはじめてご利用になる方は、最初に会員登録が必要です。)
- お申し込み後のキャンセルおよび返金は承っておりません。
- 領収証をご希望の方は、お申込完了後、イベントレジストの「マイチケット」ページ内<領収証データ>ボタンをクリックしてください。領収証データが表示されます。
- 当日は、記録および広報のための写真、動画撮影を行う場合があります。ご参加の際はあらかじめご了承ください。
- 表示料金はすべて消費税込です。
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