トーク「量子的な共生のプロトコル―森万里子、縄文の宇宙観から人新世の祈りへ」
「森万里子」展 関連プログラム
日本語のみ、手話同時通訳付
1990年代後半より「縄文」の原初的な宇宙観へと回帰した森万里子は、生と死がメビウスの輪のように連なる生命の対称性を、最先端のテクノロジーを用いて現代の空間に鮮やかに蘇生させてきました。本講演では、環状列石を再解釈した《トランスサークル》や、超新星爆発の観測データと空間を交差(キアズマ)させる《トムナフーリ》などの代表作を紐解きます。近代合理主義がもたらした自然との決定的な断絶や、「人新世(Anthropocene)」の環境危機に対し、森の芸術がいかにして我々の知覚を宇宙的次元へと開き、未来の「量子的な共生」や「愛の物理学」を導くための生存のプロトコルとなるのか。その壮大な精神の軌跡を、伴走者としての芸術社会学の視点から深く考察します。
- 日時
- 2026年12月21日(月)18:30~20:00(受付開始:18:15)
※手話同時通訳をご希望の方は、イベント名を明記のうえ、2026年12月6日(日)までに へご連絡ください。 - 会場
- 森美術館ラーニング・ルーム
- 料金
- 無料(ただし、当日有効の森美術館の展覧会チケットが必要です)
- 出演
- 飯田高誉(インディペンデント キュレーター/スクールデレック芸術社会学研究所 所長)

飯田 高誉
1956年東京生まれ。フジテレビギャラリーにて草間彌生のアーカイヴ化を主導(1980-1990年)。森万里子の代表作《ドリーム・テンプル》(1999年、プラダ財団)の日本側ディレクター。
カルティエ現代美術財団ゲスト・キュレーター(杉本博司、横尾忠則展)、「戦争と芸術」展シリーズ(2007-2009年、京都造形芸術大学)、川久保玲氏の依頼によるコムデギャルソン“Six”での連続企画(2009-2011年)、堂島リバービエンナーレ「文明と野蛮」(2019年)、「世界の終わりと環境世界」(2022年)、「永劫回帰に横たわる虚無-三島由紀夫」(2025年)など国内外の展覧会を多数企画。
京都造形芸術大学国際藝術研究センター所長、慶應義塾大学講師、青森県立美術館美術統括監、森美術館理事、松濤美術館副館長などを歴任、現在スクールデレック芸術社会学研究所所長。著書に『「文明」と「野蛮」のアーカイヴ』(新曜社)、『戦争と芸術』(立東舎)。
お申し込みについて
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