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「建築の日本展」プロジェクト紹介#2《待庵》

2018.7.2(月)

伝 千利休
《待庵》原寸再現
1581年頃(安土桃山時代)/2018年

ものつくり大学の学生たちの手によって茶室に《待庵》が原寸再現されました。幅、奥行き、高さともに人間の身長から割り出された極小の空間。その表皮は土、あるいは草木の類など儚くあいまいな形状をもつ自然素材で形づくられており、さながら人間のための巣のようです。
客用の玄関である躙口(にじりぐち)は、人がくぐり入ることができる最小限の大きさ。強く内外の閾(しきい)を意識させます。内部に入ると、暗く幽玄な空間が広がり、徐々に目が闇に慣れてくると、その表皮の藁苆(わらすさ)が土壁の荒さを際立たせ、煤けた表情と共に侘びた風情をみせます。窓や鴨居の構成は一枚の絵画のようです。
本作は、自由に入って撮影可能です。六本木ヒルズ森タワー53階からの東京を借景に、わずか2畳の「わび」空間を体感してみてください。

伝 千利休
《待庵》原寸再現
1581年頃(安土桃山時代)/2018年
制作:ものつくり大学
展示風景:「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」森美術館、2018年 撮影:来田 猛

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