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「カタストロフと美術のちから展」作品紹介#10 宮島達男《時の海-東北(2018 東京)》

2019.1.9(水)

宮島達男(1957年東京都生まれ、茨城県在住)
《時の海-東北(2018 東京)》

LEDデジタルカウンターが1から9の数字をそれぞれ異なる速度で明滅させる本作《時の海-東北》は、東日本大震災被災者への鎮魂を祈り、未曾有の大災害の記憶を後世に残す10年に渡るプロジェクトです。本展ではその一部を展示していますが、制作資金はクラウドファンディングを通じて集められ、最終的には東北地方に3000個のデジタルカウンターを設置することを目指しています。宮島の作品は鑑賞するだけでなく、作品の持つ生と死というコンセプトを、鑑賞者の一人ひとりがどのように捉え、行動するかということについて、他者と共有しながら考えることのできる、開かれたプラットフォームとして機能しているのです。

宮島達男《時の海-東北(2018 東京)》
宮島達男
《時の海-東北(2018 東京)》
2018年
LED、電線、集積回路、写真
作家蔵
展示風景:「カタストロフと美術のちから展」森美術館(東京)2018年
撮影:木奥惠三
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