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【12月6日締切】2020年6月に開催するシンポジウムのテーマに関連した論文を募集します

2019.11.8(金)

シンポジウム「アレクサンドリアから東京まで:アート、植民地主義、そして絡み合う歴史」

森美術館(東京)ならびにヒュンダイ・テート・リサーチ・センター・トランスナショナルは、「アレクサンドリアから東京まで:アート、植民地主義、そして絡み合う歴史」と題したシンポジウムの開催を、2020年6月下旬に予定しています。

開催に際し、シンポジウムのテーマに関連した論文を募集します。論文の要旨(論文要旨は日本語で500文字、もしくは英語で250ワード程度)を2019年12月6日(金)までにお送りください。


本シンポジウムは、アートと植民地主義に関する昨今の議論を多角化することを目指します。ヨーロッパによる植民地主義と帝国主義の歴史は、現代美術館、学術的調査研究、展示実践において重要なテーマである一方で、非ヨーロッパ諸国による植民地主義や植民地支配の経験についての芸術的観点における研究は、これらの経験がいかに複合的な作品や、重要な遺産をこれまで生み出し続けているのにも関わらず、いまだ充分になされているとはいえないでしょう。さらに特にアートに関しては、この点における比較分析がほぼ皆無です。本シンポジウムでは、北アフリカから東アジアに及ぶ植民地主義の多様性、またその多様性が、現代社会の形成にあたり、どのような役割を果たしたのかに光を当てます。学術研究領域として未確立とされる過去の歴史、メモリー・ビルディング(記憶形成)、そして多義的で相容れることのないナラティブを分析することを目的とした、アートやアーティストにフォーカスしたケーススタディの検証を目指します。

大戦後、独立運動後の復興・国家再建の圧力は、芸術的交流・つながりと、支配や不平等の仕組みとの間にある、議論の的となるこの大変複雑な関係性を覆い隠してきました。したがって、本シンポジウムではまず、国際的なつながりを誇るアヴァンギャルド・アートのネットワーク形成と、階層的構造のもとに形成された植民地関係とを分け離し、無関係とできるのかを考察します。また、植民地主義の再検証が、新しい断絶や排他的な傾向を生み出すことに少なからず貢献した国粋主義的な美術史に対し、そしてヨーロッパ中心的な美術史の在り方に対しても同等に、いかなる課題を提起し投げ掛けるのかを探ります。


応募要項

テーマ

  • 非ヨーロッパ諸国、なかでも特に日本、ロシア、中央アジア、米国、フィリピンとオスマン帝国の植民地主義とその遺産
  • アート、展覧会作り、ミュゼオロジー(美術館学)における「メモリアル化」の力学
  • 汎アジア主義、非同盟運動と反植民地主義闘争
  • 植民地時代以降のアートとアクティビズム
  • 世界有数な国際港湾都市(例:今日のアレクサンドリア、ベイルート、イズミル[スミュルナ]、ホーチミン・シティ[サイゴン]、上海など)の表象
  • 北米の植民地主義政策とヨーロッパの植民地主義政策の比較
  • 土着・先住のアート実践
  • 今日存在する少数民族や宗教的少数派への新植民地主義・支配の表現とアート

シンポジウム「アレクサンドリアから東京まで:アート、植民地主義、そして絡み合う歴史」

ヒュンダイ・テート・リサーチ・センター・トランスナショナルのウェブサイトはこちら

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