参加アーティスト16人全員が70代以上、アーティストとしてのキャリアは50年以上!
戦後動乱期の1950年代から1970年代にかけて活動を始め、2020年の現在に至るまで世界各地で制作活動を続ける女性アーティスト16人に光を当てます。年齢は71歳から105歳まで、彼女たちの50年以上におよぶキャリアを、それぞれ初期作品から代表作、本展のための新作まで多角的に紹介します。
世界14か国出身のアーティストたちは、世界をどう見てきたのか
アーティスト16人の出身地、現在の活動拠点、表現方法、さらに生き方は実に多様です。本展では、各アーティストの実践や人生からフェミニズム、移民の歴史など世界の問題や事象、さらには美術史のさまざまな解釈などが見えてきます。
各アーティストの活動の軌跡や作家同士のつながりが見えてくる多彩な展示とラーニング・プログラム
展示室内では、単に作品を展示・紹介するだけでなく、それぞれのアーティストの活動や、これまで歩んできた人生の軌跡、さらには異なる背景をもつアーティストたちの作品に見られる共通点などにも触れます。また、展覧会会期中には、展覧会のコンセプトや彼女たちの「アート+ライフ」をより良く理解するためのレクチャー、アーティスト・トークなどのプログラムも企画しています。
展示とアーティストにさらに迫る展覧会カタログ
展覧会の展示風景図版と二人のキュレーターによる主論考2本に、各アーティストの個人史や作品の変容に焦点を当てた世界各地の専門家による論考16本を加えた展覧会カタログの刊行を予定しています。美術館における展覧会での実体験とあわせ、本カタログを通してさらにアーティストたちの「アナザーエナジー」を知ることができます。