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「カタストロフと美術のちから展」作品紹介#2 オノ・ヨーコ《色を加えるペインティング(難民船)》

2018.11.5(月)

オノ・ヨーコ(1933年東京生まれ、ニューヨーク在住)
《色を加えるペインティング(難民船)》

1961年に初めて発表された「色を加えるペインティング」シリーズは、ギャラリーに展示された白地のキャンバスや地球儀などに観客が色や言葉を書き加えていく作品です。常に移り変わる人生の、すべての瞬間が美しいものであることのメタファーでもあります。本展では、同シリーズの中でも近年の難民問題を題材とした《色を加えるペインティング(難民船)》を展示しています。観客はクレヨンを使って展示室の壁や床、そして難民船を思わせる船のどこにでも、平和への願いを書くことができます。オノは活動初期から一貫してアートと日常生活の境界を崩すことを試み、前衛的かつストレートに愛と平和を訴え続けているのです。

オノ・ヨーコ《色を加えるペインティング(難民船)》
オノ・ヨーコ
《色を加えるペインティング(難民船)》
1960/2016-2018
ミクスト・メディア・インスタレーション
展示風景:「カタストロフと美術のちから展」森美術館(東京)2018年
撮影:木奥惠三
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