作品リスト
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出展アーティスト
※姓のアルファベット順
※出展アーティストは変更となる可能性があります。
- A.A.Murakami
2011年ロンドンにて結成、同地および東京拠点 - ケリー・アカシ
1983年ロサンゼルス生まれ、同地在住 - アメフラシ
2015年山形にて結成、同地拠点 - 荒木 悠
1985年山形生まれ、京都在住 - ガーダー・アイダ・アイナーソン
1976年オスロ生まれ、東京在住 - ひがれお
1995年沖縄生まれ、同地在住 - 廣 直高
1972年大阪生まれ、ロサンゼルス在住 - 細井美裕
1993年愛知生まれ、東京在住 - 木原 共
1994年京都生まれ、東京在住 - 金仁淑(キム・インスク)
1978年大阪生まれ、東京およびソウル在住 - 北澤 潤
1988年東京生まれ、インドネシア、ジョグジャカルタ在住 - 桑田卓郎
1981年広島生まれ、岐阜在住 - 宮田明日鹿
1985年愛知生まれ、三重在住 - Multiple Spirits
2018年ウィーンにて結成、同地および東京拠点 - 沖 潤子
1963年埼玉生まれ、神奈川在住 - 庄司朝美
1988年福島生まれ、東京在住 - シュシ・スライマン
1973年マレーシア、ムアル生まれ、同地および広島在住 - 和田礼治郎
1977年広島生まれ、ベルリン在住 - マヤ・ワタナベ
1983年リマ生まれ、アムステルダム在住 - キャリー・ヤマオカ
1957年ニューヨーク生まれ、同地在住 - ズガ・コーサクとクリ・エイト
2009年兵庫にて結成、同地拠点
A.A.Murakami
《水中の月》
2025年
スチール、アルミニウム、カスタムロボティクス、カスタム濾過システム、泡、水、AI
制御ロボティックシステム
407×807×485 cm
制作協力:アンソロピック
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
ケリー・アカシ
《星々の響き》
2025年
バーナーワークで制作されたホウケイ酸、木、ガラス、UVガラス、コールテン鋼
66×43.2×43.2 cm
制作協力:Lisson Gallery
Courtesy: Lisson Gallery
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
アメフラシ
《Kosyauの壁を移築する》
2022/2025年
木材、ベニヤ、アクリル絵具、岩絵具、水干絵具、弁柄
307.5×623×788 cm
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
荒木 悠
《聴取者》
2025年
2チャンネル・ビデオ・インスタレーション、ステレオ・サウンド、指向性スピーカー
8分21秒
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
ガーダー・アイダ・アイナーソン
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
ひがれお
《琉球人形あつめin内地》
2025年
ミクストメディア・インスタレーション
うちなーぐち表記協力:比嘉靖和、與儀幸太郎
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
廣 直高
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
Courtesy: MISAKO & ROSEN, Tokyo
撮影:竹久直樹
細井美裕
《ネネット》
2025年
2チャンネル・スピーカー、メディアプレイヤー、ステンレス板
15分27秒
191.5×80×57.3 cm
制作協力:関真奈美、Guillaume Piccarreta、本地由和(ヤマハ株式会社)、佐野常典(ヤマハ株式会社)、白井瑞之(ヤマハ株式会社)、Gallery 38
Courtesy: Gallery38, Tokyo
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
木原 共
《あなたをプレイするのはなに?― ありうる人生たちのゲーム》(部分)
2025年
ゲーム筐体、ゲームソフトウェア、ローカル大規模言語モデル
サイズ可変
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
金仁淑(キム・インスク)
《Eye to Eye, Side:E, 森美術館 Ver.》
2025年
4 チャンネル・ビデオ・インスタレーション(4K/フルハイビジョン)、サウンド
13分23秒
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
北澤 潤
《フラジャイル・ギフト・ファクトリー》
2025年
プロジェクト
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
桑田卓郎
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
宮田明日鹿
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
Multiple Spirits
《ダンジョンは生ける光の陰影へ》
2025年
ミクストメディア・インスタレーション
サイズ可変
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
沖 潤子
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
Courtesy: KOSAKU KANECHIKA, Tokyo
撮影:竹久直樹
庄司朝美
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
シュシ・スライマン
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
和田礼治郎
《MITTAG》
2025年
ガラス、真鍮、ブロンズ、ブランデー
238×212×79 cm
制作協力:SCAI THE BATHHOUSE, Tokyo
Courtesy: SCAI THE BATHHOUSE, Tokyo
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
マヤ・ワタナベ
《ジャールコフ》
2025年
ビデオ
25分
コミッション・製作:イン・ビトウィーン・アート・フィルム財団
助成:モンドリアン財団
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
キャリー・ヤマオカ
《群島(2019年)》(部分)
2019年
アーカイバルピグメントプリント(23組)
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
ズガ・コーサクとクリ・エイト
《地下鉄出口 2》
2025年
水性塗料、ダンボール
サイズ可変
制作協力:新開地アートひろば(神戸)
展示風景:「六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」森美術館(東京)2025-2026年
撮影:竹久直樹
「時間」というテーマについて
今回の「六本木クロッシング」は、時間を多角的に解釈することで見えてくる、異なる時間の交差に注目しながら、現代アートをとおしていまの「日本」について考察します。
私たちは、現代社会が課す圧倒的なスピードと時間の抑圧から逃れることができるのでしょうか?技術革新と効率を重視する現代社会では、儚い快楽や短期的な成果が優先され、人々はより速く生きることを求められています。一方で、アートは「時間」が経験の深さや感覚によって変化し、実に多様なかたちで存在することを教えてくれます。私的な時間、他者との時間、動植物の時間、地質学的な時間、そして地政学・社会の文脈に埋め込まれた時間。本展は、作品に現れる複数の時間の交差をとおして、世界や社会の複雑さに対する多角的な解釈を促します。
「時間」というテーマは抽象的で、現代社会の諸問題から距離を置いているようにも見えます。世界各地で勃発する戦争、人種差別や経済格差、人権問題といった深刻な課題が顕在化し、分断が進む社会のなかでは、共通の問題意識を持つことそのものが難しくなっているのも事実です。そのような状況下でも、アートは他者との共感や対話を生み出すきっかけになり得ると考えます。
今回の六本木クロッシングでは、国籍を問わず日本で活動する、もしくは日本にルーツがあり海外で活動するアーティストが出展します。「日本」という枠組みを、地域性や文化的背景、さらには地政学的な観点からも捉え直し、より広い視座からアプローチしようとする試みです。その上で、「時間」という普遍的なテーマをとおして、文化的な差異を超えた深層に共通するものを見出そうとしています。
副題「時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」は、インドネシアを代表する現代詩人、サパルディ・ジョコ・ダモノの詩の一節からの引用です。この詩は、普遍的な存在である「時間」の貴さ、そしてその時間に囚われることで、私たちが「生きる」ことの本質を見失ってしまう危うさを語っています。過ぎ去ってしまう刹那の連続である人生において、今この瞬間こそに永遠が宿る。それは単なる人間の生の継続ではなく、むしろ記憶の持続や存在の意味、そして人間関係のあり方も含みます。この詩は、「物事の本質を感じ、考える」ことを促すアートの力と深く共鳴していると、私たちは考えました。本展を通じて、「日本」とは何かをあらためて考え、「今」という時間に宿るさまざまな生のあり方、そしてその永続性と向き合います。そのなかで、複雑化する現代社会を生き抜くための可能性を模索する場ともなるでしょう。
レオナルド・バルトロメウス(山口情報芸術センター[YCAM]キュレーター)
キム・へジュ(シンガポール美術館シニア・キュレーター)
德山拓一(森美術館シニア・キュレーター)
矢作 学(森美術館アソシエイト・キュレーター)
※姓のアルファベット順

